メニューへ 本文へ
Go Top

政治

済州4.3事件の追悼式 軍と警察のトップが初めて出席

Write: 2021-04-05 11:57:05Update: 2021-04-05 11:58:11

済州4.3事件の追悼式 軍と警察のトップが初めて出席

Photo : YONHAP News

71年前に軍や警察による武力鎮圧で多くの島民が犠牲となった「済州(チェジュ)4.3事件」の犠牲者追悼式が3日、済州島の4.3平和公園で行われ、文在寅(ムン・ジェイン)大統領をはじめ、徐旭(ソ・ウク)国防部長官、金昌龍(キム・チャンリョン)警察庁長らが出席しました。 
韓国軍と警察のトップが、この事件に関する政府の公式な追悼式に出席したのは初めてです。
「済州4.3事件」は、アメリカ軍による軍政下にあった1948年4月3日、韓半島の南側だけで総選挙を実施すれば南北分断を固定化することになるとして、済州島の島民らが選挙の実施に反対して武装蜂起したのに対し、軍や警察が派遣され、その後6年あまりにわたって多くの島民が虐殺された事件です。
虐殺の犠牲者は3万人以上だったとされ、韓国の近代史において韓国戦争に次いで人命被害が大きかった悲劇的な事件として挙げられています。
文大統領は追悼式で、「軍と警察の謝罪は当然行われるべきものだが、最初の一歩ということで特別な意味がある。国の謝罪を受け入れていただきたい」と述べました。
また文大統領は、「まだえん罪被害者2100人あまりに対する特別再審が残っている。政府が真相糾明と、犠牲者への賠償を通じて、国家権力による暴力で奪われたものを少しずつお返しする」と強調しました。
犠牲者の家族らは、政府の追加調査や被害者の名誉回復への道が開かれたことに「感慨深い」と話しました。
文大統領はさらに、4.3事件の被害者のためのトラウマセンターを国立トラウマセンターに格上げし、多くの人の心の痛みが癒されるよう支援する方針を示しました。

おすすめのコンテンツ

Close

当サイトは、より良いサービスを提供するためにクッキー(cookie)やその他の技術を使用しています。当サイトの使用を継続した場合、利用者はこのポリシーに同意したものとみなします。 詳しく見る >