クーデターで軍が権力を掌握したミャンマーで27日、デモ隊に対する治安当局の発砲によって100人以上が死亡したことについて、韓国政府は声明を出し、「野蛮な暴力だ」と強く非難しました。
外交部の報道官は28日に出した声明で、ミャンマー情勢について「暴力停止を迫る国際社会の要請にもかかわらず、野蛮な暴力が続いていることを強く糾弾する」と述べました。
またミャンマー軍に対して、本来の任務が何かを明確に自覚し、自国民への容認できない暴力行為を直ちにやめるよう改めて強く求めました。
その上で韓国政府は、民主主義に向けたミャンマー国民の熱望を尊重し、国際社会と緊密に連携しながら事態の解決に貢献するため、責任ある役割を引き続き果たしていくという考えを示しました。
ミャンマー国軍記念日の27日、各地で起きた市民の抗議デモに対して治安部隊が発砲し、100以上が死亡し、クーデターが発生した先月1日以来、1日の犠牲者数としては最悪となりました。
これまでの死者は合わせて450人以上に上っているものと見られます。