北韓が、韓半島西側の西海に向けて巡航ミサイル2発を発射した21日の前後に、アメリカの偵察機が、韓国の上空を飛行したことがわかりました。
韓国軍によりますと、北韓が西海に向けて巡航ミサイル2発を発射した前日の20日午前にはアメリカの偵察機EP-3E1機が、またその日の午後には偵察機E-8C1機が韓国の上空を飛行しました。
アメリカが、北韓のミサイル発射の兆候を事前に把握し、偵察飛行を行ったものとみられます。
また、北韓が巡航ミサイルを発射した21日の午前には、アメリカの海上哨戒機P-8A一機が、午後にはE-8C1機が、韓国の上空を飛行し、翌日の22日午前にも、電子偵察機RC-135W1機が韓国の上空で飛行したことが確認されたということです。
韓国軍の関係者は「アメリカの偵察機は、定期的に韓国の上空を飛行している。北韓の飛翔体発射前後に集中的に飛行が確認されたのは、事前に、発射の兆候を把握した可能性が高い」と説明しました。