文在寅（ムン・ジェイン）大統領は16日、韓国を訪問している中南米4か国の閣僚らと大統領府青瓦台で会合し、中南米諸国が推進するエコロジー・デジタル経済への転換を積極的に後押しする考えを示しました。
この日の会合には、17日から2日間開催される「韓国・中南米デジタル協力フォーラム」に出席するため韓国を訪問しているコスタリカ、グアテマラ、コロンビア、ブラジルの閣僚や大使が出席しました。
文大統領は、会合で、「韓国は、中南米の国々が力を入れて進めているエコロジー・デジタル経済への転換における最適なパートナーであり、信頼できる同伴者である」として、エコロジー・デジタル経済への転換を積極的に後押しする考えを示しました。
文大統領は、メキシコ、コロンビア、ペルー、チリによる経済共同体「太平洋同盟」に韓国が準加盟国として参加したことや、韓国とメルコスール＝南米南部共同市場の貿易協定の締結に向け交渉を進めていることに言及し、韓国は、中南米地域との交流を拡大していると強調しました。
そのうえで、「このような協力ムードを生かし、17日の韓国中南米デジタルフォーラムで議論される事業が、気候環境やデジタル革新分野で新しい協力を開拓することを願う」と話しました。
この日の会合は、文大統領が今年初めて行う外交行事となりました。