韓国プロバレーボールの複数の選手が、かつて校内暴力の加害者だったことがわかった問題で、韓国バレーボール連盟(KOVO)は今後、校内暴力の加害者に対してはプロ選手の資格を与えない方針を決めました。
韓国バレーボール連盟は16日、選手たちの校内暴力暴露問題を受けて非常対策会議を開きました。
その結果、連盟は今後の新人ドラフトの際に、校長の確認を経た校内暴力関連の誓約書の提出を義務化することにしました。
この誓約書がなければ、選手は新人ドラフトに参加できないだけでなく、プロデビュー後に虚偽の事実が確認されれば永久除名などの懲戒が科されるということです。
ただ、現在、校内暴力を暴露された選手たちについては、この規則が適用されず、双子の女子プロバレーボール選手のイ・ジェヨン、イ・ダヨンなど4人の選手は除名を免れることになりました。
連盟はまた、バレーボール協会と共同で中高校選手やプロ選手を対象に、匿名で通報ができる被害者センターも設置することにしました。
そのほかにも、スポーツ倫理センターと連携して、校内暴力根絶に向けた予防教育も実施する方針だということです。
一方、ソウル市も一連の問題を受けて18日、中学高校の運動部での暴力を根絶するための対策を発表し、校内暴力が原因で転校や退学となった中高校生選手に対して、進学の際に体育特技者としての審査対象から除外する規則を設ける方針です。