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政治

北韓男性の越境巡り 国防部長官が謝罪 軍の警備態勢に不備

Write: 2021-02-18 09:48:34Update: 2021-02-18 10:08:23

北韓男性の越境巡り 国防部長官が謝罪 軍の警備態勢に不備

Photo : YONHAP News

江原道(カンウォンド)の南北軍事境界線付近で北韓から韓国に越境した男性が拘束された事件で、男性が越境する際、軍の監視カメラに複数回捉えられていたにもかかわらず適切な対応を取られなかったことについて、徐旭(ソ・ウク)国防部長官が、謝罪しました。
男性は、16日朝、北東部江原道の南北軍事境界線に近い民間人の立ち入りが制限された統制ラインの検問所付近で、身柄を確保され、調査が進められています。
調査によりますと、男性は、海を10キロ泳いで南下し、統制ラインの検問所付近の海岸に上陸した後、軍の警報システムを避けるため、海岸の鉄柵の下にある排水路を通り抜けたとみられています。男性は20代前半で、韓国に亡命する意思を示しているということです。
今回の事件では、北韓の男性が越境する際、軍の防犯カメラに複数回捉えられていたにもかかわらず、適切な措置が取られなかったことが問題になっています。
男性が軍の防犯カメラに最初に捉えられたのは、午前1時20分でしたが、軍が男性に気づいたのは午前4時20分ごろの3時間後で、国防部長官や合同参謀議長に報告されたのは午前6時と、さらに1時間40分が過ぎた後でした。軍は午前6時30分に最も高いレベルの警戒態勢を発令して男性の捜索に入り、男性の身柄が確保されたのは1時間後の午前7時20分でした。
今回の事件を受け、徐長官は17日、国会の国防委員会の全体会議で、「長官として国民を失望させたことを申し訳なく思う」として謝罪し、調査を通じて事件の真相を究明し、それに基づいた措置を講じる考えを示しました。
韓国軍の合同参謀本部も国会の業務報告で、「海岸監視と警戒作戦に明らかな過ちがあった」として、現場を調査した後、必要な措置をとる方針を示しました。

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