外交部の魯圭悳(ノ・ギュドク)韓半島平和交渉本部長は10日、アメリカ国務省のソン・キム東アジア太平洋次官補代行と電話会談を行いました。
韓半島平和交渉本部長は、韓国政府を代表して北韓問題をめぐるアメリカ、中国、日本、ロシアなど6か国協議当事国との交渉や協力を担当するポストです。
外交部によりますと、双方は今回の電話会談で、韓半島の完全な非核化と恒久的な平和定着を進展させるための両国間の協力の方策について意見交換しました。
また、アメリカの対北韓政策の検討プロセスを含め、今後も韓米間の各レベルで緊密にコミュニケーションを取り続けることにしたということです。
トランプ政権での韓半島平和交渉本部長のカウンターパートは北韓担当特別代表でしたが、バイデン政権では今のところ、このポストは空席となっています。
これに先立って、魯本部長は9日、クリック韓国駐在ロシア大使とも面談しました。
この面談で魯本部長は、韓半島問題において建設的な役割を果たそうとするロシアの意志を評価し、韓半島平和プロセスの進展に向けたロシアの協力を呼びかけました。