メニューへ 本文へ
Go Top

政治

国会が判事弾劾案を可決 産経元ソウル支局長裁判への介入疑惑 

Write: 2021-02-05 11:26:47Update: 2021-02-11 13:48:18

国会が判事弾劾案を可決 産経元ソウル支局長裁判への介入疑惑 

Photo : KBS News

国会は4日、朴槿恵(パク・クネ)前大統領に対する名誉毀損罪で起訴され、2015年に無罪判決を受けた元産経新聞ソウル支局長の公判に介入したとして、釜山(プサン)高等裁判所の林成根(イム・ソングン)部長判事の弾劾訴追案を賛成多数で可決しました。
韓国で判事の弾劾案が可決されるのは史上初めてです。
可決により、憲法裁判所が今後、弾劾の是非を審理します。
林氏は2015年、前年に起きた旅客船「セウォル号」沈没事故当日、朴槿恵大統領のいわゆる「空白の7時間」をめぐる記事で朴氏の名誉を傷つけたとして在宅起訴された産経新聞の加藤達也元ソウル支局長の裁判をめぐり、朴前政権の意向を受けて担当裁判長に「無罪判決を出すとしても、支局長の記事は虚偽だと明示しろ」と圧力をかけたとされています。
林氏は職権乱用罪に問われ、2019年に在宅起訴されましたが、一審で無罪を言い渡されました。
弾劾訴追案を主導した与党「共に民主党」は、「林氏は裁判の独立性を侵害した。侵害行為を断罪するのが裁判の独立性を守ることであり、国民の権利を保護すること」としています。
これに対し、朴政権で与党だった最大野党「国民の力」は、「まだ林氏に対する裁判が終わっていない状況で弾劾を行おうとするのは、司法府を手なずける狙いがある」として、反発しています。

★2021年2月11日修正

おすすめのコンテンツ

Close

当サイトは、より良いサービスを提供するためにクッキー(cookie)やその他の技術を使用しています。当サイトの使用を継続した場合、利用者はこのポリシーに同意したものとみなします。 詳しく見る >