中堅国5か国が参加する国際的な枠組み「MIKTA」の外相会談が3日、テレビ会議形式で開かれ、会議に参加した康京和(カン・ギョンファ)外交部長官は、韓国が1年間務めた議場国としての成果や今後の課題について各国と意見を交わしました。
韓国、メキシコ、インドネシア、トルコ、オーストラリアの5か国が参加するMIKTAは、中堅国が国際社会の諸問題に共同で対応することを目指し、2013年に韓国政府の主導で発足しました。
各国の外相らは、新型コロナウイルスのパンデミックのなか、韓国の主導のもとMIKTA5か国が国際社会の連携や協力に向けたメッセージを発信し、国際的な枠組みとしての役割を高めたと評価しました。
また、オーストラリアに議長国が引き継がれたあとも、加盟国間の緊密な協力を通じてMIKTAを持続的に発展させていくことで一致しました。
次期議長国のオーストラリアは、新型コロナウイルスへの対応と回復、ジェンダー平等、気候・環境に重点を置いてMIKTAの活動をリードしていくとの計画を明らかにしました。
一方、5か国の外相らはこの日「共同コミュニケ」を採択し、多国間主義の強化や保健安全保障、開発協力、気候・環境、人権、経済通商、平和・安保など様々な国際社会の懸案に貢献しようとするMIKTAの意志を改めて確認しました。