ミャンマー軍によるクーデターでアウン・サン・スー・チー国家顧問らが拘束されたことについて、外交部は声明を出し、スー・チー氏らの即時釈放を求めました。 
ミャンマー軍は1日に、去年11月に行われた総選挙で不正があったとして、クーデターを起こし、アウン・サン・スー・チー国家顧問や与党の幹部が相次いで拘束されました。ミャンマー軍は、期間を1年間とする非常事態宣言を出し、全権を掌握したと発表しました。
これについて、外交部は2日、声明を出し、ミャンマーの政治状況に深い憂慮を示すとしたうえで、合法的で民主主義的な手続きに沿って平和的な方法で問題が解決されることを願うとして、スー・チー国家顧問ら全員の即時釈放を求めました。
外交部は、去年ミャンマーで行われた総選挙で表明された民主主義に対するミャンマー国民の熱意を尊重するとして、国際社会と共にミャンマー情勢の動向を注視する考えを示しました。
現在、ミャンマーには3500人あまりの韓国人が住んでいると推定されますが、今のところ、韓国人に対する被害は報告されておらず、外交部は引き続き、現地の韓国大使館と連携して状況把握に努めることにしています。