新型コロナウイルスの世界的な感染拡大の影響で、韓国にある15か所の空港の去年の利用者数が、世界金融危機に見舞われた2008年以来、12年ぶりに減少したことが分かりました。
統計庁が1日に発表したところによりますと、韓国にある15か所の空港の去年の利用客数は、前の年に比べて58.8%減少して6502万7063人でした。
世界金融危機に見舞われた2008年の空港の利用客数は、前の年に比べて1.7%減少して6995万2693人でしたが、その後景気が回復し、海外旅行をする人が増えたことで、空港の利用客数は2009年から2019年まで11年連続で増加しました。
しかし、新型コロナの世界的な感染拡大の影響で、去年の空港の利用客数は6000万人台まで減少し、14年前の2006年の水準にとどまりました。
去年、利用者がもっとも多かった空港は2105万人を記録した済州空港で、海外旅行が難しくなったことで国内旅行の需要が増えたことが影響したものとみられます。
2位は1745万人を記録した金浦空港、3位は前の年に比べて6分の1水準の1205万人にとどまった仁川国際空港でした。