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政府は31日、新型コロナウイルスの感染防止対策「社会的距離の確保措置」のレベルを、旧正月連休が終わる今月14日まで、首都圏は第2.5段階、首都圏以外の地域は第2段階に据え置くと発表しました。
また、全国的に実施されている5人以上の私的な集まりを禁止する措置も2週間延長することになりました。
ことしに入って新たな感染者数が300~400人台に減少したのを受け、政府は「社会的距離の確保措置」のレベルを調整する考えを示していましたが、宗教団体「IM宣教会」で発生した集団感染などの影響で再び感染者が増えているため、感染防止対策を強化することにしたということです。
「社会的距離の確保措置」が延長されたことで、結婚式や葬式、記念式などの行事も引き続き、首都圏では50人未満、首都圏以外の地域では100人未満に制限されます。
また、感染のリスクが高いクラブなど5つの遊興施設やカードゲームを楽しめる「ホールデムパブ」、パーティールームの営業も引き続き禁止となります。
首都圏のカフェや室内スポーツ施設など、不特定多数の人が利用する施設については、現在の感染防止対策が維持されます。
カフェと飲食店は、これまでと同様に午後9時までは店内での飲食が認められ、室内スポーツ施設やカラオケ店の場合は、利用人数を8平方メートル当たり1人に制限したうえで、午後9時までの営業が認められるということです。