新型コロナウイルスの流行が長引くなか、京畿道(キョンギド)は、すべての住民に2回目となる「災害基本所得」を支払うことを決めました。
京畿道は、先週、すべて住民に1人あたり10万ウォンの「災害基本所得」を支払うことを決め、28日に支払いの時期など具体的な内容を発表しました。
京畿道が「災害基本所得」を支払うのは去年の春に続いて2回目で、李在明(イ・ジェミョン)知事は28日、テレビ会議形式で行なわれた記者会見で、「感染対策や経済など現在のあらゆる状況を考慮すると、流行の第3波は落ち着きつつあり、ソルナル=旧正月の連休を控えた今、災害基本所得を支払うのが望ましいという結論を出した」と述べました。
新型コロナの状況を踏まえ、まず来月1日からオンラインでの支払いを始め、3月以降にオフラインでの支払いを行うということです。
京畿道はまた、インターネットを使い慣れていない高齢者や障害者などに配慮し、職員が直接出向いて支払いに向けた手続きを行うサービスを提供するとしています。
対象となるのは、ことし1月20日午前0時から申請日まで京畿道に住民登録している住民で、外国人も含まれます。
京畿道は、総額1兆4035億ウォンの支給に必要な財源を、地域開発基金、統合財政安定化基金、災害管理基金、災害救護基金などから充てる方針です。