韓貞愛(ハン・ジョンエ)環境部長官は26日、アメリカのジョン・ケリー気候特使と電話会談し、気候変動対策について意見を交わしました。
新たに環境部長官に就任した韓貞愛長官は、アメリカ側の要請を受け、26日、気候変動の問題を担当するケリー大統領特使と電話会談し、気候変動対策について意見を交わしました。
韓長官は会談で、アメリカが「パリ協定」に復帰することを表明したことを歓迎し、これによって、気候変動対策が加速することを期待していると述べました。
これに対し、ケリー特使は、韓国が2050年までに温室効果ガスの排出を全体としてゼロにする、「カーボンニュートラル」を目指すという長期的なエネルギー戦略を立てたことを評価したということです。
双方は、両国の「2050年カーボンニュートラル」政策に、類似している部分が多いことを確認し、共同の発展に向け両国間の協力体制を一層固めることで一致しました。
また、ことし開催予定のG7=主要7か国首脳会議やG20=主要20か国首脳会議のほか、11月にイギリスのグラスゴーで開かれるCOP26=第26回気候変動枠組条約締約国会議などの国際舞台で、両国が気候変動対策において重要な役割を担うことができるよう、緊密に協力することで一致したということです。