韓国船籍の石油タンカーがイランの革命防衛隊にだ捕されたことを受けて、国防部は救出のため、海軍「清海(チョンへ)部隊」の駆逐艦をホルムズ海峡に派遣しました。
外交部は4日、韓国船籍の石油タンカー1隻がイラン当局の要請に従って、調査のためイランの海域に移動中であることを確認したと発表し、このタンカーに乗っていた韓国人船員5人の安否も確認したということです。
国防部も、タンカーがだ捕されたことを受けて、オマーン・マスカット港の南の海域で作戦任務に当たっていた海軍「清海部隊」の駆逐艦「崔瑩(チェ・ヨン)」4400トンをホルムズ海峡に緊急出動させました。
政府関係者によりますと、「清海部隊」は韓国時間の5日午前、ホルムズ海峡付近の海域に到着し、救出任務に当たっているということです。
「清海部隊」は、アデン湾一帯の海域などで海賊にだ捕された韓国の船を救出する作戦に当たっていましたが、イランの革命防衛隊にだ捕された船の救出活動に当たるのは初めてだということです。
一方、アメリカ国務省は現地時間の4日、韓国国籍の石油タンカーを直ちに解放するようイランに求めました。