韓国駐留アメリカ軍と行動をともにしている韓国軍兵士の「KATUSA(カトゥサ)」ら50人あまりの韓国人に対して、大みそかに新型コロナウイルスワクチンの接種が行われました。
韓国国内で韓国人がコロナワクチンを接種したのは、これが初めてです。
ワクチン接種を受けたのは、京畿道(キョンギド)平沢(ピョンテク)市のアメリカ軍基地の医療施設に勤務する韓国人行政兵士ら50人あまりとされています。
韓国駐留アメリカ軍によって先月25日に韓国国内に持ち込まれたコロナワクチンは、アメリカの製薬大手、モデルナ社が開発したもので、500人分ほどとされています。
国防部は先月30日、疾病管理庁などとの協議を経て、アメリカ軍側に韓国人への接種を認める方針を伝えています。
韓国駐留アメリカ軍は、暮れの29日から軍の医療施設、救急対応班、司令部幹部らを手始めに、接種を始めています。
国防部と韓国駐留アメリカ軍司令部は、次に持ち込まれるワクチンの接種対象を、アメリカ軍基地に勤務する韓国人だけでなく、アメリカ軍と濃厚接触する韓国軍兵士にまで拡大するかどうかについて協議する予定です。