新たな感染症など国を越えた保健危機に共同で対応する「北東アジア防疫・保健協力体」が発足し、参加国は29日午後、初の実務者会議をテレビ会議形式で開きました。
この協力体は文在寅(ムン・ジェイン)大統領が9月、国連総会の一般討論演説で提案したもので、韓国をはじめ、アメリカ、中国、ロシア、モンゴルの外交・保健分野の課長級当局者や民間の専門家らが出席しました。
当初の構想に含まれていた北韓は出席せず、日本は参加を検討しているということです。
各国は会議で、新型コロナウイルス感染症への対応の事例を共有し、国境を越えた保健・安全保障の危機に備えた域内協力や政策方向について意見を交わしました。
また範囲を拡大するとともに、会議を定例化するなど、協力を強化していくことで一致しました。
韓国政府は今後、参加国の拡大をはかっていく方針です。