韓国軍が、独島(トクト、日本で言う竹島)防衛のための「東海領土守護訓練」を非公開で行っていたことが25日、わかりました。
複数の政府消息筋が明らかにしたところによりますと、この訓練は12月4日に独島周辺の海上で行われ、海軍と海洋警察の艦艇や航空機が投入されたということです。
訓練はことし2回目で、今回は上陸部隊の海兵隊は参加しないなど、6月2日に行われた前回訓練より参加戦力が少なかったもようです。
訓練は、民間船舶の領海侵犯や軍事的脅威が迫った状況を想定して行われました。
韓国政府と韓国軍当局は、今回の訓練の日程について公表しておらず、政府消息筋は、「通常、訓練の日程は事前に公開していない。今回の訓練も定例的なものだ」と話しています。
韓国軍は1986年から毎年、上半期と下半期に独島防衛訓練を実施しており、これまでは3200トン級の駆逐艦をはじめ、海洋警察の艦艇、P3C哨戒機、F15K戦闘機などが投入されましたが、今回は空軍は参加しなかったもようです。