外交部の崔鍾建(チェ・ジョンゴン)第1 次官は、中国外務省の楽玉成外務次官とテレビ会議形式で会談し、新型コロナウイルスへの対応など両国の懸案について意見を交わしました。
外交部によりますと、24日の会談は、先月に行われた外相会談で合意した事項を履行するためのフォローアップ会議で、両国の外相が議論を交わした内容を包括的に取り上げたということです。
22日に中国の軍用機が韓国の防空識別圏(KADIZ)に進入し、外交部は中国に対して遺憾を表明し、再発防止を求めましたが、今回の会談では、この件について双方が緊密にコミュニケーションをとっていくことで一致しました。
また、2021年から2022年までを「韓中文化交流の年」と定め交流を推進するほか、国交正常化30周年に控えて韓中関係未来発展委員会を発足させることなど、必要な措置を着実に履行していくことで合意しました。
一方、新型コロナウイルスの感染拡大によって習近平国家主席の年内の韓国訪問が白紙となったなか、韓中両国は関係発展に重要な影響を及ぼすハイレベルの交流とコミュニケーションを促進することで一致しました。
楽玉成次官は崔第1次官の中国訪問を招待し、崔第1次官はこれに謝意を示し、訪問時期などについて協議していきたいと応じました。