アメリカのトランプ政権で北韓問題を担当したビーガン国務副長官が8日、韓国入りし、4日間の滞在期間中、外交・安保を担当する韓国側高官との会談に臨みます。
ビーガン副長官は8日午後4時、烏山(オサン)空軍基地に専用機で到着しました。アメリカでは来年1月に新政権が発足することから、ビーガン氏の国務副長官としての韓国訪問は今回が最後になる見通しで、韓半島問題について、どのようなメッセージを残すかが注目されます。
ビーガン副長官は9日、外交部の崔鍾建(チェ・ジョンゴン)第1次官のほか、李度勲(イ・ドフン)韓半島平和交渉本部長など、外交部の高官らと会談します。
このほか、大統領府青瓦台の徐薫(ソ・フン)国家安保室長や朴智元(パク・チウォン)国家情報院長など、これまでも北韓問題について協議を進めてきた要人らとも個別に面談します。
10日には、李仁栄(イ・イニョン)統一部長官主催の朝食会に出席するほか、午後には牙山(アサン)政策研究院で講演し、これまでの対北韓交渉の経験を共有します。
11日には、韓国を訪問しているスウェーデンのケント・ハールステット韓半島特使を含めて、李度勲本部長主催の食事会に出席し会談を行う予定です。