文在寅(ムン・ジェイン)大統領の支持率が30%台にまで落ち込み、過去最低となったことについて、大統領府青瓦台は、「支持率は上がったり下がったりするものだ。一喜一憂する必要はない」とコメントしました。
今月7日に発表された文大統領の支持率調査で、文大統領の国政運営に対する前向きな評価は、先週の調査より6.4ポイント下がって37.4%と、就任以来、最も少なくなりました。
これについて、青瓦台の康珉碩(カン・ミンソク)報道官は8日、記者団に対し、「支持率に関する質問には、これまで、一喜一憂しないと答えてきたが、その考えは今も変わりない」とし、「支持率は上がったり下がったりするものだ」と話しました。
康報道官は、支持率低下の要因について、「メディアが多くの分析を出しているため、説明することはない」と述べました。
そのうえで、新型コロナウイルスの感染が急拡大していることを触れ、「最後の山場を乗り越え、感染防止において有終の美を飾り、新しい挑戦に立ち向かえるよう心機一転して前に進みたい」と話しました。
文大統領の支持率低下の要因には、秋美愛(チュ・ミエ)法務部長官と尹錫悦(ユン・ソギョル)検事総長の対立や、不動産市場の不安定化などが挙げられています。