来月3日に実施されるセンター試験、大学修学能力試験まで、残り2週間となったのを受け、教育部は、この2週間を特別防疫期間に指定し、受験生の感染防止に向けた対策を強化する方針です。
教育部は、受験生が多く訪れる施設での感染防止対策の点検を強化するほか、試験まで残り1週間となった時点からは、学習塾で、受験生との対面授業を自粛するよう勧告する計画です。
兪銀恵(ユ・ウネ)教育部長官は、「受験生をはじめ、学校の教職員、国民のみなさんの関心と協力が必要だ」として、試験までの2週間、感染防止に向けた生活ルールをより徹底するよう呼びかけました。
ことしの大学修学能力試験は、新型コロナウイルスに感染した人や、感染防止措置として自宅隔離を命じられている受験生は、別に設けられた試験場で試験を受けることになっていて、教育部は、感染者あわせて120人、隔離者3800人まで収容できる試験場を、全国で113か所に確保したと説明しています。
また試験当日に、発熱など、感染が疑われる症状がみられる受験生に対しては、一般の試験場内に設けられた別の部屋で試験を受けるようにする方針です。