メニューへ 本文へ
Go Top

政治

米軍、海上発射型ミサイルでICBM迎撃実験に初めて成功 

Write: 2020-11-18 15:27:29Update: 2020-11-18 16:37:24

米軍、海上発射型ミサイルでICBM迎撃実験に初めて成功 

Photo : YONHAP News

アメリカ軍は、海上から発射した迎撃ミサイルによるICBM=大陸間弾道ミサイルの迎撃実験に初めて成功しました。
北韓の弾道ミサイルを念頭に置いたとされる今回の実験の成功で、これまでの地上からのミサイル発射より早い段階でICBMを迎撃することができるようになります。
迎撃実験は、南太平洋のマーシャル諸島からICBMに見立てた標的が発射され、その後、ハワイ沖のイージス艦から発射された迎撃ミサイルをその標的に命中させるという形で行われました。
これまでICBMの迎撃実験には、アラスカやカリフォルニアの基地などから発射された地上発射型迎撃ミサイルが使われていました。海上から発射された迎撃ミサイルによる実験の成功は今回が初めてです。
海上からの迎撃実験は、ことし末までに「SM3ブロック2A」と呼ばれる新型迎撃ミサイルの対応能力を評価するようアメリカ議会が要請したため行われました。 
当初この迎撃実験は5月に実施される予定でしたが、新型コロナウイルスの感染拡大で延期されました。
これで、アメリカ本土を射程に収めるICBMの攻撃に、海上からより早く対応できる能力を備えたことになります。
アメリカがミサイル防衛システムの構築に速度を上げている理由について、AP通信は、北韓のICBMと核兵器の開発に対応するためだとしています。
ただ、今回の迎撃実験の成功により、中国とロシアが自国の核抑止力が弱まると判断し、長距離ミサイルをより増強していく必要があると考える可能性があるため、北韓だけでなく中国とロシアの懸念を引き起こすことも予想されます。

おすすめのコンテンツ

Close

当サイトは、より良いサービスを提供するためにクッキー(cookie)やその他の技術を使用しています。当サイトの使用を継続した場合、利用者はこのポリシーに同意したものとみなします。 詳しく見る >