文在寅(ムン・ジェイン)大統領が今月中にも、閣僚にうち3人か4人を入れ替える人事を行う見通しです。
入れ替える閣僚としては、保健福祉部長官、雇用労働部長官、女性家族部長官などが挙げられています。
政権発足当初から職務にあたる康京和(カン・ギョンファ)外交部長官と金賢美(キム・ヒョンミ)国土交通部長官は当面、留任となりそうです。
大統領府青瓦台は、康外交部長官は、来年1月にアメリカの新政権発足を控えているほか、金国土交通部長官は、不動産問題を一貫性を持って解決していかなければならないことから、いまは交代する時期ではないとみているとされます。
李貞玉(イ・ジョンオク)女性家族部長官は、最近、国会で誤った発言をしたことなどで入れ替えの可能性が出ています。
朴映宣(パク・ヨンソン)中小ベンチャー企業部長官は、流動的だということです。
丁世均(チョン・セギュン)国務総理は10日の会見で、内閣改造について「小規模に2度に分けで行う」と明らかにしています。
1回目の交代には、政権発足からともにし、新型コロナへの対応に追われ疲労がたまった朴凌厚(パク・ヌンフ)保健福祉部長官や、おととし9月に就任した李載甲(イ・ジェガプ)雇用労働部長官が含まれるとみられます。
文大統領は、年末または年始に2回目の内閣改造とともに、青瓦台秘書官や補佐官の入れ替えを行う見通しです。