アメリカ大統領選挙で勝利宣言したバイデン氏の政権引き継ぎ委員会にブルッキングス研究所の北韓専門家で韓国系女性のチョン・パク(韓国名:パク・ジョンヒョン)氏が加わることになりました。
バイデン氏は10日(現地時間)、引き継ぎ委員会の実務を引き受ける各分野の専門家の名簿を公開し、これにパク氏の名前が挙がっていました。
パク氏はワシントンを代表する北韓専門家で、対北韓対話論者とされ、バイデン政権の対北韓政策を決めるうえで、今後、重要な役割を担うことになるとみられます。
パク氏は、アメリカ国家情報局(DNI)東アジア担当副情報官、CIA=中央情報局東アジア太平洋ミッションセンター局長などを歴任し、2017年9月からブルッキングス研究所の韓国碩座に選任されました。
パク氏はこれまで、バイデン氏の選挙キャンプで東アジアや韓半島関連の外交政策について助言を行ってきました。
一方、引き継ぎ委員会のリストには、パク氏以外にも韓国系アメリカ人が多数含まれているということです。