2024年に韓国で開催される冬季ユースオリンピックについて、開催地の江原道(カンウォンド)が、南北共同で開催することを北韓側に提案したことがわかりました。
江原道の崔文洵(チェ・ムンスン)道知事は、ことし8月、北韓に書簡を送り、2024年に開催予定の冬季ユースオリンピックを南北共同で開催することを提案したということです。
冬季ユースオリンピックの南北共同開催については、崔道知事が、今年の初め、IOC=国際オリンピック委員会に南北共催の可能性を確認していると述べるなど、その可能性を提起していましたが、北韓に正式に提案したのは、これが初めてです。
書簡では、オリンピックの共同開催だけでなく、特定競技での南北合同チームの結成など、さまざまな形で、北韓の参加を呼び掛けているということです。
今年6月、開城工業団地に設置された南北共同連絡事務所を北韓が爆破して以来、南北関係は、こう着状態に陥っていますが、江原道の提案が南北関係を修復するきっかけとなるか関心を集めています。