感染症に関する法律の施行令が改正され、来月30日からは新型コロナウイルスの感染者の性別や年齢など個人情報を公開してはならなくなります。 
疾病管理庁が9日、発表したところによりますと、感染症予防および管理に関する法律の施行令と施行規則の改正案を10日、立法予告するということです。
施行令の改正案では、感染拡大により、感染者の移動経路などを公開する際に、感染症とは関係のない感染者の名前や性別、年齢、詳細な住所などの個人情報は公開しないよう定めています。
またマスクの着用や訪問者の名簿管理など感染拡大防止対策を3回以上違反した施設は、20日間の運営停止処分が科せられます。
新型コロナの感染が広がり始めたことし初め、韓国政府は感染者の移動経路を速やかに公開し、感染拡大を抑えたと評価されましたが、一方で、感染者の性別や年齢など感染症と関係のない個人情報まで公開され、プライバシーの侵害だという指摘が出ていました。
改正された施行令と施行規則は来月30日から実施されることになります。