康京和（カン・ギョンファ）外交部長官は、 韓米外相会談で両国間の懸案を議論し、あわせてアメリカ大統領選挙で勝利したバイデン氏の動向を把握するため、8日、アメリカに出発しました。
康長官は、アメリカのポンペイオ国務長官からの招待で、今月11日までワシントンを訪問する予定で、9日には韓米外相会談を行います。
両長官が対面で会談するのは、新型コロナウイルスの感染が拡大して以来、初めてです。
両長官は、アメリカ国内の政治状況とは関係なく、両国間の戦略的コミュニケーションを継続することで、強固な韓米同盟を再確認し、韓半島の非核化など両国の懸案について深みのある議論を行うものとみられます。
また、康長官は、訪米をきっかけに現在のトランプ政権とアメリカ連邦議会、学界の要人と面談する一方、来年１月に発足するバイデン政権で要職を担うとみられる人物とも接触し、ネットワークを築く計画です。
康長官は8日、仁川国際空港で取材陣に対し、「まだ混乱している時期だが、韓米関係を強固にするきっかけを作るため有意義な対話をしてくる考えだ」と述べました。
また、取材陣からの「バイデン氏と会うのか」という質問に対し、「スケジュールそのものについては具体的に言及しにくい状況だ。アメリカに行っても様子を見る必要がある」と答えました。