娘の不正入学や私募ファンドへの不正投資に関与した疑いで起訴された曺国(チョ・グク)前法務部長官の妻、チョン・ギョンシム東洋大教授に対し、検察は懲役7年を求刑しました。
娘の不正入学や業務上横領などの罪で起訴されたチョン・ギョンシム教授に対する裁判は5日、ソウル中央地裁で結審し、検察は懲役7年と罰金9億ウォンを求刑しました。
チョン教授は、娘の釜山(プサン)大学医学専門大学院などへの進学に有利になるよう、自身が教授を務める東洋大の総長の表彰状など、多数の書類を偽造した罪や、夫の曺国前法務部長官が大統領府青瓦台の民情首席秘書官を務めた際、公職者倫理規定を回避するため私募ファンドを運用する資産運用会社に投資し、虚偽のコンサルティング契約を通じておよそ1億5000万ウォンを横領した罪などに問われています。
検察側は、この事件が朴槿恵(パク・クネ)前大統領の長年の知人、崔順実(チェ・スンシル)氏による国政介入事件と似ているとしたうえで、「この事件は、学歴に頼って、富を継承しようとしたもので、真実を隠ぺいして刑事処罰から免れようとした」と、求刑の理由を説明しました。