DMZ=非武装地帯を世界遺産に登録することを目指して、文化財庁などでつくる調査団が、21日から23日にかけて、江原道(カンウォンド)・鉄原(チョルウォン)郡の現地調査を行います。
江原道と京畿道(キョンギド)、文化財庁でつくるDMZ実態調査団は、今回の現地調査で、鉄原郡にある「ファサルモリ高地」と「ペンマ(白馬)高地」が、世界遺産登録を推進するうえで、重要な場所であることを確認するため、現場の状況を点検する考えです。
韓国戦争当時の激戦地であるファサルモリ高地とペンマ高地は、現在のDMZの地形を決めるのに大きく関係しているほか、ファサルモリ高地の場合、2018年9月に締結された南北軍事合意を基に、南北共同で、初めて、韓国戦争で戦死した兵士の遺骨発掘作業が行われたことから、歴史的な和解への取り組みとしても注目されています。