文在寅(ムン・ジェイン)大統領は新しい経済発展戦略「韓国版ニューディール」の柱に 「地域均衡」を加える方針を明らかにしました。
文大統領は13日、2回目の「韓国版ニューディール」戦略会議を開き、その冒頭で、「国の発展の軸足を地域に移すことで、地域からダイナミックな変化を生み出したい」とあいさつしました。そのうえで、▲堅固なセーフティーネット、▲デジタルニューディール、▲グリーンニューディールに加えて、▲地域均衡ニューディールも韓国版ニューディールの中心軸に据えると述べました。
地域均衡ニューディールは、地域から韓国版ニューディールを実現することで、地域経済の活力を高め、雇用の創出にも貢献し、住民の暮らしを変えていくものだと説明しました。
また地域主導の創造的発展モデルを築き上げるなど、これまでの国家均衡発展政策につなげることで、完成度を一層高められだろうと期待を示しました。
このため、積極的なインセンティブなど財政支援や制度の改善、中央と地方間の協業体制の構築に乗り出すとしました。
文大統領は、「地域均衡ニューディールを成功させるためには、中央政府、自治体、民間の参加と協力が欠かせないほか、国会の支援も必要だ」と強調しました。
会議には、与党「共に民主党」の院内代表をはじめ、経済副総理など関係閣僚と17の市長・道知事が全員出席しました。
★2020年10月19日修正