前大統領の朴槿恵(パク・クネ)被告と長年の知人、崔順実(チェ・スンシル)被告への贈賄罪に問われている、サムスングループの経営トップの李在鎔(イ・ジェヨン)サムスン電子副会長の差し戻し審が、今月の末、9か月ぶりに再開されます。
李副会長の差し戻し審を巡っては、ことし2月に特別検察官チームが、訴訟を担当する裁判官に一貫性がなく被告人に偏った裁判を進めたとして、裁判の忌避を申し立てことから、1月の裁判を最後に、中断されていました。
ソウル高裁は4月、裁判の公平性を疑うに値する客観的な理由がないとして忌避の申し立てを棄却しており、特別検察官チームは控訴しましたが、最高裁判所に当たる大法院は9月、ソウル高裁の判断が正しいとして忌避の申し立てを退けました。
これによって、李副会長の差し戻し審は、今月末から同じ裁判官によって再開されることになりました。