康京和（カン・ギョンファ）外交部長官は5日午前、アメリカのポンペイオ国務長官と電話会談しました。 
外交部によりますと、今回の電話会談は、ポンペイオ長官の要請で行われたということです。
ポンペイオ長官は会談で、アメリカ側のやむを得ない事情で今週予定されていた韓国訪問を延期することになったとして、理解を求めたということです。
これに対して、康長官は、「今回の訪問が延期されたことを残念に思う。トランプ大統領夫妻の一日も早い回復を願う」と話しました。
また、WTO＝世界貿易機関事務局長選に立候補した兪明希（ユ・ミョンヒ）産業通商資源部通商交渉本部長へのアメリカ側の継続的な支持を呼び掛けました。
両長官は、韓米関係や最近の韓半島情勢について意見交換し、対面会談の日程を今後、調整していくことにしました。
ポンペイオ長官は今月4日から8日まで、日本、韓国、モンゴルを歴訪する予定でしたが、トランプ大統領が新型コロナウイルスに感染したことを受けて、韓国とモンゴルを取り止め、東京で開かれる日本、アメリカ、オーストラリア、インドの4か国による外相会議に出席するため、日本だけ訪問することを決めました。
ポンペイオ国務長官は、トランプ大統領が執務不能になった場合に職務を引き継ぐ、大統領継承順位第4位です。
国務省は、ポンペイオ長官が今月中に韓国とモンゴルを訪れるための日程を改めて調整するとしています。