文在寅(ムン・ジェイン)大統領は、首都圏の感染防止対策が14日から緩和されたことについて、「感染防止と経済の両方を守るための決断だ」と語りました。
文大統領は14日の首席秘書官補佐官会議で、首都圏でとられていた感染防止対策の「社会的距離の確保」が、2.5段階から第2段階に緩和されたことについて、「厳格さを保ちながら経済的なダメージを最小化するための不可欠な選択であり、限界に直面している小規模事業者や自営業者が事業をあきらめないようにするための最低限の措置だ。感染防止と経済のどちらも国民の暮らしを守るために、専門家や現場の意見を総合して決断した」と述べました。
文大統領は、また緩和の背景として、新しい感染者発生数と並んで、1人の感染者から何人に感染するかを示す「基本再生産数」が0.7人程度に抑えられるようになったことを挙げました。
そして「生活苦を訴える声に応えずにはいられなかった」と述べるとともに、与野党間で早期成立させることで一致した第4次補正予算案についても、同じ目的だとし、「感染防止も経済も必ず成功させる」と力説しました。