今月30日から始まる秋夕(チュソク)連休は、新型コロナウイルスの感染が拡大する中で迎えることから、朴凌厚(パク・ヌンフ)保健福祉部長官は8日、故郷や親族への訪問を控えるよう国民に呼びかけました。
朴凌厚保健福祉部長官は8日、中央災害安全対策本部の会議で発言し、 秋夕連休に大規模な移動が発生すれば、ウイルスの感染が再び拡大する恐れがあるとして「とても残念だが、 家族や親戚の安全のためにも、ことしの秋夕は帰省を控え、おうちで休むことをお願したい」と述べました。
また、与党「共に民主党」の李洛淵(イ・ナギョン)代表は、国会で開かれた新型コロナウイルス国難克服委員会の全体会議で、「ことしの秋夕は移動を自粛するようお願いしている。移動できない代わりに、贈り物で気持ちを伝えるキャンペーンに参加するよう、国民にお願いしたい」と述べ、商品券の割り引きなどのキャンペーンを政府が行う考えを示しました。
秋夕期間に運行される帰省列車の乗車券の予約販売が、8日から始まって、初日に26万3000人が予約しました。
しかし初日の予約は、去年の半分近くに減っていることから、すでに多くの人が、帰省をあきらめているものとみられています。