最大野党の「未来統合党」が、党名を「国民の力」に変更して、新しく発足しました。
「国民の力」は2日、全国委員会を開き、党名と党則、政策などの改正案を一括議決し、中央選挙管理委員会に届け出て、新たな党名登録証の発給を受けました。
国民の力の金鍾仁(キム・ジョンイン)非常対策委員長は、全国委員会で、「政策や党名の改正は、国民の信頼と党の力量を取り戻すうえで大きな柱となるだろう」と述べました。
そして「わが党は時代遅れ、既得権擁護などネガティブなイメージが強かったが、今後は、国民の統合をリードする政党へと変わっていく」と強調しました。
国民の力によりますと、新しい党名には「国民から出る力」、「国民のために行使する力」、「国民をひとつにする力」という3つの意味が込められていて、英語表記は「People Power Party、PPP」とすることにしています。
国民の力は、党の憲法にあたる「政綱」として「全体の明日のための約束」とともに、10の基本政策を発表しました。
このうち基本政策の第1は、「国民が基本所得を通じて安定した暮らしを送れるようにする」としています。
このほか、経済民主化の実現、住居の安定、良質な雇用の創出などを約束しています。