今月15日に光化門(クァンファムン)前で開かれた集会に関連して、感染者が増え続けている中、ソウル市が匿名でのウイルス検査を実施すると発表しました。
また、23日からは、すべてのソウル市民は、飲食の時間を除いて、多くの人が集まる室内・屋外でのマスクの着用が義務付けられるということです。
ソウル市は、光化門集会の参加者と近くに30分以上滞在したとみられる人を対象に26日までに全数調査を行うとしています。これについてソウル市長代行の徐正協(ソ・ジョンヒョプ)災害安全対策本部長は23日の記者会見で「ソウルは検査率を高めるために梨泰院(イテウォン)のクラブで発生した集団感染の時に初めて導入した匿名検査を行う」と明らかにしました。
そのうえで、「実名検査が原則ではあるが、様々な理由で身元の公開を望まない場合、携帯番号を記載し、検査に参加できるようにする」と説明しました。
また、感染が拡大しているソウル市だけでも「社会的距離の確保」を3段階に引き上げるかについては、「現在の防疫状況と経済への影響を総合的に検討し、3段階に引き上げるか判断する」と述べました。