新型コロナウイルスの感染拡大で、首都圏の防疫措置が第2段階の『社会的距離の確保』に引き上げられたことを受け、文化体育観光部は19日、今月14日から開始していた宿泊割引券の提供を、一時停止すると発表しました。
文化体育観光部は、新型コロナウイルスの影響で落ち込んだ消費を刺激するため、今月14日から、宿泊、旅行、公演、展示、映画、体育の6つ分野のサービスを割引された価格で楽しめる消費割引券を提供する事業を行っていました。割引券は、インターネットで申し込むことができ、6つの分野合わせて861万人分の割引券が用意されていました。
しかし、19日から、ソウル、京畿道(キョンギド)、仁川(インチョン)では、防疫措置が第2段階の「社会的距離の確保」に引き上げられたことから、文化体育観光部は、国内の宿泊施設をネットで予約する際に使える宿泊割引券の提供と、国内旅行の割引プランの予約受付を、20日午前7時から一時停止することに決めました。これまで提供された宿泊割引券は、使用できるようにする方針です。
文化体育観光部は、今後の状況を見極め、感染拡大が鎮静化した場合、事業を再開するとしています。