首都圏を中心に新型コロナウイルスの第2波の感染拡大が懸念されていることを受けて、政府はソウル、京畿(キョンギ)道、仁川市など首都圏の教会に対して、19日午前0時から、週末の礼拝を禁止し、オンラインのみで礼拝を実施するとした防疫強化措置を発表しました。
丁世均(チョン・セギュン)国務総理は19日、こうした内容を盛り込んだ談話を発表しました。それによりますと、ソウルの一部教会を中心に新型コロナウイルスの感染者が増え、第2波が起きていることに関連し、感染拡大を防ぐため、首都圏での社会的距離の確保措置をより強化することにし、これまでのソウルや京畿道に加え、仁川市でも社会的距離の確保を第1段階から第2段階に引き上げることにしました。これらの地域では室内では50人以上、室外では100人以上が集まることは原則的に禁止され、クラブ、カラオケ、インターネットカフェ、バイキングレストランなど感染リスクの高い施設の運営もできなくなります。丁国務総理は、「今回の措置は、国民の経済活動や日常生活にも大きな影響を及ぼすことになるが、首都圏の状況が深刻なだけに、国民の理解と協力をお願いする」と述べ、感染防止対策の強化への理解と協力を呼びかけました。