国防部は6日、スイスとの軍事・防衛産業交流の拡大に向け、GSOMIA=軍事情報包括保護協定の締結に向けた交渉を進めていると明らかにしました。
交渉は最終段階に入っており、近く、閣議でスイスとのGSOMIA締結を決定するものとみられます。
韓国政府は現在、アメリカやロシアなど、22か国とGSOMIAを締結しているほか、政府間ではなく国防当局間での取り決めの形で、ドイツやNATOなど13か国と1国際機構と実質上のGSOMIAを締結しています。
スイスとのGSOMIA締結を巡り、スイスが休戦協定の順守を監視するため設立された中立国監視委員会に加わっていることから、北韓の監視を強化する狙いがあるのではないかとの見方が出ていますが、国防部の関係者は、「北韓に対する監視網強化とは無関係である」として、線を引きました。