外交部は4日、GSOMIA＝韓日軍事情報包括保護協定について、「期限に関係なく、いつでも終了することができる」と改めて強調しました。
外交部のキム・インチョル報道官はこの日、定例の会見で、「GSOMIA終了のためには通告期限となる今月末に日本に終了の意思を通知しなければならないのか」との質問に対して、「韓国政府は、去年11月22日、いつでも韓日GSOMIAの効力を終了させることができるとの前提の下、GSOMIA終了通知の効力を停止させた」として、GSOMIAをいつでも終了させることができると強調しました。
また、「日本の輸出規制強化措置撤回の動向に応じて、こうした権利行使の是非を検討するという立場には現在も変わりがない」とし、「GSOMIAが1年ごとに延長されるという概念は、もはや適用されない」と話しました。
韓国と日本が2016年11月23日に締結したGSOMIAは、1年ごとに自動更新され、協定を終了させるためには3か月前までに相手側に通知しなければなりませんが、韓国政府は、去年11月にGSOMIAの終了通知の効力を停止する猶予措置を取ったため、日本に通知する必要なく、いつでも終了させることができるとの立場を示しています。
韓国政府は、去年7月以降、日本が韓国向けの輸出管理を強化したことについて、両国間の安保協力環境に重大な変化を招いたとして、8月23日に、韓国と日本が安全保障上の機密情報を共有するための協定、GSOMIAを終了すると通知しましたが、日本が輸出管理問題に向けた対話に乗り出すことを条件に、11月にGSOMIAの終了通知の効力を停止するとしました。