アメリカのトランプ大統領が、G7サミット=主要7か国首脳会議に韓国やロシアなど、複数の国を招待する意向を示したのを受け、大統領府青瓦台はサミット参加に向け取り組む方針であることを改めて強調しました。
大統領府青瓦台の金鉉宗(キム・ヒョンジョン)国家安保室第2次長は28日、KBS「ニュース9」に出演し、「8月31日または9月1日にアメリカ・ワシントンでG7サミットが開催される可能性がある」とし、「8月31日にワシントンに行くことになれば、韓国が毎年参加できるように協議し、またどのような資格で参加するかについても協議する必要がある」と述べました。
また、金次長は、「トランプ大統領がG7を時代遅れだと言及した」と述べ、G11を作る必要があるとの考えを示しました。
G7拡大の参加要請を受けた当時、文在寅(ムン・ジェイン)大統領は、「G7体制は世界的な問題に対応し、解決策を探すうえで限界がある」としたうえで、「適切な措置だ」と歓迎しました。
ただ、金次長は、「G7の拡大は、全会一致で決まるべきだが、G7加盟国から反対の声が出ている」と述べ、慎重な姿勢を示しました。
また、金次長は、ことし上半期に予定されていた中国の習近平国家主席の来韓について、今年中に実現するとの見方を示しました。
韓中首脳会談が実現した際に議論される懸案については、「米中関係について話し合うだろう」とし、「北韓に関する言及も、自然に出てくると思う」と述べました。