国が販売するマスク、いわゆる「公的マスク」の販売が、7月11日をもって終了します。
公的マスクは、新型コロナウイルスの感染拡大で、マスクが品薄になったことを受け、2月に導入されたもので、現在、薬局など、指定された場所で、1人当たり週に10枚まで購入できます。
食品医薬品安全処は7日、記者会見し、マスクの生産増加に伴い需給が安定したことから、公的マスク制度の廃止を決めたと説明しました。これによって、12日からは、薬局やスーパー、コンビニエンスストア、通販サイトなど、さまざまな販売場所で制限なく保健用マスクを購入できるようになります。
一方、医療機関で使用する手術用マスクについては、これまでと同じく公的供給体制を維持するほか、再びマスクの品薄などが予想される場合には、購入制限などの措置を速やかに取る方針です。