新型コロナウイルスの感染拡大が長期化することで、病床や医療人材の不足が懸念されるなか、中央災害安全対策本部は、感染者の隔離解除の基準を緩和し、不要の入院や減らすなど、患者治療の効率化を図る考えを示しました。
中央災害安全対策本部は24日の記者会見で、「症状が改善し、ウイルスの感染力がほぼないとみられる患者が、不要の入院をすることで、病床が不足する問題を解決するために、新しい隔離解除基準を設けた」と発表し、「不要の長期入院を減らすことで、病床と人手をより効率的に活用できる」と説明しました。
これまで、ウイルスに感染した人の隔離命令が解除されるには、症状が改善された後、2回PCR検査を受け、結果が2回とも陰性であることが求められていました。今後は、無症状の患者は、10日間症状のない状態が続く場合、感染力がないとみて、隔離が解除されます。当初、症状があった人も、発病から10日後、症状がない状態が72時間続けば、隔離から解除されます。
中央防疫対策本部の鄭銀敬(チョン・ウンギョン)本部長は、「現在、感染確認後、隔離が解除されるまでの期間は、平均で25日、最長で100日を超えるケースもある。隔離基準を緩和することで、隔離期間が無駄に長くなってしまう問題が解消されるだろう」と述べました。