環境部は24日、中国の生態環境部とテレビ会議を行い、環境対策を通じて雇用の拡大や経済成長を図る公共政策など、両国の環境を巡る懸案について協力を深めることで一致しました。
両国はこの日のテレビ会議で、環境問題が深刻化するなか、再生可能エネルギーや地球温暖化対策に財政投資することで、新たな雇用や経済成長を生み出そうという、いわゆる「グリーンニューディール政策」が、新しい形の成長に向けた転換点になるということで一致しました。そしてグリーンニューディールを巡る協力策について今後、議論していくほか、大気中の粒子状物質の削減など、大気の質改善に向けた協力を一層強化することで合意しました。
両国は、ことし4月に行われたテレビ会議でも大気汚染の改善に向けた対策を話し合っていて、今後、専門家による学術研究の成果を踏まえ、具体的な対策を検討するなど、共同研究に取り組む方針です。