文在寅(ムン・ジェイン)大統領は、トルコのエルドアン大統領と電話で会談し、新型コロナウイルスへの感染対策や経済方面での協力拡大について議論しました。
電話会談は、エルドアン大統領の要請を受けて行われました。両首脳はことし3月にも電話会談を行いましたが、当時、文大統領は経済交流の重要性を強調し、韓国人ビジネスマンに対する入国制限措置を緩和するよう要請しました。今回の電話会談で文大統領は、4月30日にトルコ政府が現代自動車と協力会社の従業員143人の入国を許可したことについて、謝意を表しました。
一方、エルドアン大統領は、韓国が4月、新型コロナウイルスの感染が拡大するなかで総選挙を無事行ったことに祝意を示したうえで、「大統領と与党の成功は、新型コロナウイルスへの対応に成功したことに対する国民の支持が反映されたものだ」と評価しました。エルドアン大統領はまた、北韓が開城(ケソン)の南北共同連絡事務所を爆破したことに触れながら、「トルコは、韓国政府と文大統領の韓半島平和プロセスを支持する」と強調しました。