新型コロナウイルスの感染拡大を受け、海外への出張や、直接面会しての外交業務を控えてきた外交部は、今週13日、UAE=アラブ首長国連邦を訪問し、およそ3か月ぶりに海外での外交協議に臨みます。
外交部によりますと、外交部の金健(キム・ゴン)次官補は、13日から15日にかけてUAEを訪問し外交関係者と会合を行います。会合では、韓国とUAEの企業関係者を対象に、相手国への入国手続きを簡素化する「ファストトラック」制度を設けることなどについて議論するということです。
これまで外交部は、韓米防衛費分担交渉を担当する鄭恩甫(チョン・ウンボ)韓国側代表が3月にアメリカを訪問したのを最後に、海外への出張を中断し、ウイルスの感染拡大を防ぐため、対面での外交業務を控えてきました。
今回UAEを訪問するのは、金次官補と職員1人で、人員を最低限にし、感染対策に注意しながら出張に当たるとしています。
外交部は、今回の訪問を機に、必要とされる対面での外交活動を段階的に拡大していく方針です。