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政治

韓国政府「北韓へのビラ散布は法律違反」脱北者団体を告発

Write: 2020-06-11 09:45:14Update: 2020-06-11 09:45:52

韓国政府「北韓へのビラ散布は法律違反」脱北者団体を告発

Photo : YONHAP News

韓国政府は、金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長を批判するビラを風船で北韓側に飛ばしている脱北者団体を警察に告発し、法人設立許可を取り消す手続きに入ると明らかにしました。
統一部は10日、金委員長を批判するビラを載せた風船を、北韓側に向けて飛ばした脱北者らでつくる非営利団体、「自由北韓運動連合」と「クンセム」の代表2人を、南北交流協力法違反で警察に告発すると明らかにしました。
両団体はこれまで、北韓政権を批判するビラを北韓側に飛ばすほか、北韓の住民のために、コメを入れたペットボトルを、海に流すなどの活動を行ってきました。
統一部は、北韓に物資を送るためには、統一部長官の承認を受ける必要があるとして、団体が南北交流協力法に違反したと判断し、警察に告発したと説明しました。韓国政府が、北韓側へのビラ配布を違法だとして、警察に告発したのは今回が初めてです。
また、両団体に対する法人設立許可を取り消すことについて、統一部は、両団体が、南北間の緊張を煽り、住民の命と安全を危険にさらしたとみて、取り消しを決めたと説明しました。
統一部の措置について、両団体は、強く反発しています。「自由北韓運動連合」の朴相学(パク・サンハク)代表は、メディアとのインタビューで「統一部の告発は、稚拙な行為だ」と非難したうえで、今月も北韓側にビラを散布する予定だと明らかにしました。「クンセム」のパク・ジョンオ代表は、「法律に違反するというのなら、まず取り締まるのが先で、それでも従わないなら、告発するなり、法人を取り消すなりするのが順番ではないか」として、統一部の方針は理解できないと訴えました。

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