韓国政府は、新型コロナウイルスに関する疫学調査を拒否した人について、身柄を拘束して行動履歴などの捜査を進めることを決めました。
これは9日に開かれた政府の緊急関係長官会議で決定されました。
疫学調査を拒否した人のほか、新型コロナウイルスに関連して、うその情報を話すなどして、防疫当局の業務を妨害した人についても身柄の拘束が認められます。処罰も厳しくなり、実刑や罰金が科される可能性があります。
また、自宅待機措置に違反するなど、感染病予防法に違反する行為について、警察庁は、各地域の警察署が捜査に当たるようにしました。
警察庁によりますと、自宅待機措置に従わなかったとして捜査した人はこれまでに707人にのぼり、このうち送検された282人のうち、不要な外出を繰り返し行ったとして6人を逮捕したと明らかにしました。
政府は、今後、感染病予防法を見直し、防疫指針順守の根拠を明記するほか、即時に罰金を科せるようにする条項を新たに設ける考えです。