韓国の男性アイドルグループBTS=防弾少年団のSUGAが先月22日に公開したミックステープ「D-2」の収録曲で、アメリカのカルト宗教の教祖ジム・ジョーンズの演説を導入部で使用した件について、所属事務所が謝罪しました。
所属事務所のビッグヒット・エンターテインメントは31日、「SUGAのミックステープ『D-2』の収録曲『What do you think?』の導入部に流れるサンプリングは、アメリカのカルト宗教の教祖ジム・ジョーンズの演説だということを知らずに、曲全体の雰囲気を考慮して選定した」と説明し、SUGAも責任を深刻に感じているとして謝罪しました。
そのうえで、「ビックヒットは、世界中の様々なコンテンツを精査する独自のプロセスを通じて、社会、文化、歴史的に問題になる恐れのある内容を確認しているが、今回は不適切な内容であることを認知できなかった」と説明しました。
「What do you think?」は、SUGAが「Agust D」という活動名で先月22日に公開したミックステープの収録曲です。
最近ネット上では、「What do you think?」の導入部にアメリカのカルト宗教の教祖ジム・ジョーンズの演説が15秒程度流れるとして、900人あまりの命を奪った「人民寺院」事件の人物の声をサンプリングで使用するのは適切ではないとする声が上がっていました。